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霊会話の場

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自分のために広告の裏にメモをとる気分で気楽に書いています。

母の日に

今日、新聞のまとめ読みをしていて、脱線事故について初めてほっとする、同感!同感!という記事を5月5日(木)朝日新聞の朝刊で発見。

その記事を簡単に書くと下記のようなことです。

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介護ヘルパーの資格をとったお母さんに名刺をプレゼントしようとしていた息子さんが福知山線の列車事故、彼は阪神大震災も闘病生活をも乗り越え一人暮らしを始め、これからというときの事故死です。

事故の前夜、彼はお母さんに「印象がやわらかくなるから、名刺の文字は明朝体にしようと思います」とメールを打っていたそうです。

お母さんはそんな息子の優しさを、心に刻みつけたいと思って、「悲しいけれど運転士を恨む気持ちにはなれない。息子もきっとそう思っていると感じるのです」とおっしゃていたそうです。
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妙音ちゃんは亡くなる少し前に一緒にジョナサンで食事をした時のこと、ウエイトイレスが注文を間違えていたことに私が腹を立て、ウエイトレスに文句を行ったら妙音ちゃんは「ウエイトレスはわざとに間違えたんじゃないよ、意地悪で持ってこなかったのでもないから怒っちゃいけないよ。許してあげなきゃだめじゃないの」とかさぶたに諭すように言ってくれたよね。

また、かさぶたが自分の趣味のパソコンで夜更かして朝寝坊し、妙音ちゃんを起こすのを忘れて妙音ちゃんは学校に遅刻したことがあったよね。その時、妙音ちゃんは一言もかさぶたに意見することも、もちろん怒ることもなく穏やかで落ち着いて「すぐ家を出ても遅刻するから急いでご飯を食べてから行く、一人で学校まで行くのは嫌だから学校の校門まで一緒に来てね」と言ってくれたよね。妙音ちゃんは本当に優しいね、ありがとう。

妙音ちゃんの生き方でかさぶたは許すことを学びました。

そうそう、妙音ちゃんのお通夜のとき、歌うおぼうさんの弟が「ブランコは妙音ちゃんを死なせるためにその公園にあったのではないのです。その日までブランコは妙音ちゃんやその友達を乗せて楽しい気持ちだったと思う、ブランコに乗って揺られる爽快な気持ちが学校や家で嫌なことがあっても忘れさせ楽しく遊びに夢中になれた遊具だったことでしょう。どうかブランコを恨まないでください」と話をしてくれました。

混乱状態の時、恨むとか考える前にすぐこの話を聞いたお陰でブランコは一度も恨まずにすみました。

箱ブランコ裁判を考える会にも誘われたけど、顔出さず、断ってばかり、近所のママさんが代わりにやってくれたからいいよね。

ブランコもブランコを激しくこいだ妙音ちゃんの友達も、笑う猫の冒険の人も、そして一番許すのが難しかったかさぶた自身も許すことができた。
妙音ちゃんも美鈴さんの息子さんと同じで、被害にあっても恨まないで許すほうがいいと思っているよね。

これは、メンタルケアの人間論の先生はモーツァルトの『 レクイエム』のDVDを見せてくれ、「主よ、永遠の安息を」を伝えたかったのだろうと思う。

列車事故の遺族が、JRを恨む気持ちもわからないでもないけど、亡くなった人は恨むことを望んでいないと思うのだけどなあ。
by myouonn | 2005-05-08 19:53

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